診断士養成課程の歩き方~ハーバード経営学PhDリケジョは語る!~

診断士養成課程(+MBA)を修了後、ハーバード大学の経営学PhDへ進学したリケジョのともかが、養成課程の意義や授業内容等詳細をお届けします!皆さんのキャリア形成の一助になればと嬉しいです!

ニッチトップ企業の特徴と国の政策

まず、「ニッチトップ企業」とは、限定された特定分野で競争力のある独自の製品を保有し、高いシェアを有する企業のことです。国内ニッチトップ企業・グローバルニッチトップ企業共に、「1.類似のない新製品・サービスの開発」、「2.製品・サービスの高機…

中小企業経営・政策の勉強法(2021年版!)

このブログをご覧になっている方は、ある程度診断士の学習が進んでいる方かと思いますので、中小企業経営・政策(特に「経営」の部分)は、過去問学習があまり効果的ではないことはご存知かと思います。 受験予備校や他のサイト等で紹介されている通り、中小…

中小企業の付加価値額とその向上策

「中小企業白書2020年版」中小企業庁編 pⅢ-36、Ⅲ-39、 総務省・経済産業省「平成28年経済センサスー活動調査」によると、 2015年時点で、中小企業の付加価値額の割合は52.9%、中小企業の付加価値額の割合は14.0%あります。 一方で、従業員一人当たりの付…

下請取引についてのまとめ

「中小企業政策」的視点 独占禁止法の特別法として、下請代金支払遅延等防止法があります。 <下請代金支払遅延等防止法> 〇適用範囲 親事業者:資本金3億円超え⇒下請事業者:3億円以下 親事業者:資本金1000万円超⇒下請事業者:1000万円以下 (情報成果…

知的財産所有の効果と事業承継に関する課題・施策(「経営」と「施策」の絡み)

<中小企業経営の視点> 「中小企業白書2020年版」中小企業庁編p.Ⅱ-220, 222, 224,226 中小企業庁「平成30年中小企業実体基本調査」より ・知的財産を所有している企業の割合は、下請法上の「委託事業者」が高いです ⇒知的財産を所有している企業は、サプラ…

知的財産に関する施策

<特許料等の減免措置> 中小企業経営の2021年出題範囲(2020年中小企業白書内の「知的財産権の活用」)の中で、中小企業の特許の出願件数の割合が著しく低い(14.9%)旨説明した図表があります。 これは特許権取得の際に必要となる費用(=審査請求料、特許…

中小企業(中小法人)の軽減税率15%について

資本金1億円以下の中小法人について、年所得800万円以下の部分は軽減税率15%が適用される旨、受験予備校のテキスト・問題集に記載があるが、「令和3年3月31日までの時限措置」等の記載があります。 今年の試験日は、例年より少し遅く、新しい情報で試…