<特許料等の減免措置>
中小企業経営の2021年出題範囲(2020年中小企業白書内の「知的財産権の活用」)の中で、中小企業の特許の出願件数の割合が著しく低い(14.9%)旨説明した図表があります。
これは特許権取得の際に必要となる費用(=審査請求料、特許料、国際出願に係る手数料(※海外にでも特許を取得する場合))が高いからであると下記記事中に記載しています。
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この課題を解決するため、以下の中小企業の特許料等の減免措置が設けられています。
〇中小企業(組合・NPO法人含む)
・審査請求料:1/2に軽減
・特許料(第1年分から第10年分):1/2に軽減
・国際出願手数料:1/2に軽減
〇小規模企業(法人・個人事業主)、中小ベンチャー企業(法人・個人事業主)
・審査請求料:1/3に軽減
・特許料(第1年分から第10年分):1/3に軽減
・国際出願手数料:1/3に軽減
このように中小企業経営(課題)と中小企業施策(解決策)の該当箇所同士を結び付けて確認すると、学習効果がUPします!
それは、与件文・設問文(課題)から、回答(解決策)を記述する二次試験に向けての思考力を養う練習にもなります。
また、中小企業経営・政策に登場する、財務指標や生産性に関する用語の意味を考えながら学習することで、財務会計・運営管理の理解も深まります。
「中小企業経営・政策」は診断士特有の科目であり、このように他科目と結びつけて考える習慣を身に付けることで、学習の効果を大幅にUP可能です。
診断士の実務ではクライアントの経営課題をヒアリングした上で、知識と結びつけて、活用可能な施策や、解決策を考えるようになります。
自分なりの解釈で良いので、ジェネラリストとして、他科目との結びつきを考えながら学習することを心がけてみましょう(^^)/
上記は私の独自のやり方ですが、不明点は問い合わせして頂けたらと思います!
皆さんの学習の一助になれば幸いです。