中小企業診断士登録養成課程のうち、大学で行われるもののほとんどが、専門実践教育訓練給付金の対象講座となっています!
2021年12月時点で、関西では、名古屋商科大学、兵庫県立大学、大阪経済大学、関西学院大学(2022年4月より開講)が、専門実践教育訓練給付金の対象講座となります。
雇用保険に通算で3年以上加入している方のほとんどが受給対象なので、養成課程を検討されている方は申し込み必須です!
主な受給の手順としては、以下の4つとなります。
(1)ハローワークでの受給資格の有無の確認
(2)ジョブカードの作成
(3)キャリアコンサルタントとの打ち合わせ
(4)ハローワークで受給申請
(2)を除き、それぞれ平日の昼間に行う必要がありますので、余裕を持って予定を立てましょう。
(1)受給資格の確認
ハローワークへ自身が給付金の対象者であることの確認に行きます。
自身が進学する予定の養成課程の「指定講座番号」が書いた書面を事前に大学から入手し、持参すると手続きがスムーズです。慣れていない担当者に当たると、ハローワーク側の確認作業に時間要する場合があるので、事前に分かる講座情報はできる限り多く提供されることをオススメします。
受給資格がある場合は、「教育訓練給付金支給要件回答書」(専門実践教育訓練)という書面が渡されます。
(2)ジョブカードの作成
(3)のキャリアコンサルティングを受ける前に事前に作成が必要な職務経歴書等のことです。養成課程進学の場合は、主に、「キャリアプランシート」「職務経歴シート」「職務能力証明(免許・資格)」「職務能力証明(学習歴・訓練歴)」の4つの様式を作成します。
(お住まいの地区により異なる場合があるので、ご確認ください)
基本的には、就職・転職活動で作成する履歴書や職務経歴書と内容が重なりますが、上記のうち、「キャリアプランシート」は自身の職業に対する価値観や大事にしていること等、主観的な部分も聞かれるので、準備に時間がかかります。取得した資格についても、一つ一つ取得による効果等記載する必要があるため、時間に余裕を持って取り組むようにしましょう。
(3)訓練前キャリアコンサルティング
ご自身の管轄のハローワークより指定されているキャリアコンサルティング会社へ事前に電話予約し、キャリアコンサルティングを受けます。養成課程進学の1か月前までにこのコンサルを受けないと、給付金が受給できませんので、早めの対応が必要です。
(4)ハローワークへ受給申請
上記(3)のキャリアコンサルティングを受けた旨の証明とジョブカードを持って、改めてハローワークへ受給申請に行きます。
これで養成課程受講前の給付金受給手続きは終了です。
給付金は養成課程受講前以外にも、受講中(半年毎の場合が多い)、終了後にも申請が必要となるため、事前に申請すべき時期について確認した上で、満額受給できるように準備が必要です。養成課程が始まると、皆さんが思っている以上に忙しい日々が続くため、事前のスケジュール確認必須になります。
皆さんの納得のいくキャリアアップを心より祈っています☆