まずは事例の全体感を確認します。
【テーマ】
品質に課題(弱みW)がある食品加工業者が、生産管理面を見直して品質を向上(弱みW×機会O)し、新事業(O)に参入することで収益を改善する事例
【設問の構成】
第1問:C社の強み(S)、弱み(W)
第2問:収益改善のための生産管理上の施策(弱みW×機会O)
第3問:クレーム改善策(弱みW×脅威T)
第4問:選択すべき新事業(強みS×機会O)
【SWOT】
S :規格外野菜を安価に調達できること、野菜の加工ノウハウ(第1問)
W:限界利益マイナス、品質の悪さ、生産管理の未実施、通年操業でないこと(第1問)
O:カット野菜の需要の増加、顧客からの新事業の要望(①ソース、乾燥野菜、②一般消費者向カット野菜)
T:数多くのクレーム(品質面・衛生面)
【クロスSWOT】(C社の方向性)
S×O:安価な野菜の調達能力、加工ノウハウ(S)を用いて、一般消費者向けカット野菜事業(O)に進出する(第4問)
W×O:生産管理(W)を効率化し、新事業(O)に備える(第2問)
S×T:個人の加工ノウハウ(S)を標準化し、組織的に実施することで、クレームの発生(T)を回避していく
(第3問に関連)
W×T:衛生管理・品質管理(W)の改善のため、管理項目を「品質管理」に改め、作業ルール化・マニュアル化・標準化することで、クレーム(T)の削減を図る(第3問)
設問に照らし合わせ、クロスSWOTをすることで、80%終わりです。
後は整理した内容を解答用紙に書き移していきます。
試験当日は上記全てをメモする必要はありません。(時間が足りません)
普段の学習の際に、自らの頭で考え、整理する習慣をつけることで、本番までに自然と頭の中で考えられる力が身に付きます。
始めは多少時間がかかってもいいので、地道にトライしてみてください。
気付いた時には合格レベルの答案が書けるようになっています(^^)/