診断士養成課程の歩き方~ハーバード経営学PhDリケジョは語る!~

診断士養成課程(+MBA)を修了後、ハーバード大学の経営学PhDへ進学したリケジョのともかが、養成課程の意義や授業内容等詳細をお届けします!皆さんのキャリア形成の一助になればと嬉しいです!

平成28年 事例Ⅲ 解法

まずは事例の全体感を確認します。

【テーマ】

品質に課題(弱みW)がある食品加工業者が、生産管理面を見直して品質を向上(弱みW×機会O)し、新事業(O)に参入することで収益を改善する事例

【設問の構成】

第1問:C社の強み(S)、弱み(W)

第2問:収益改善のための生産管理上の施策(弱みW×機会O)

第3問:クレーム改善策(弱みW×脅威T)

第4問:選択すべき新事業(強みS×機会O)

SWOT

S :規格外野菜を安価に調達できること、野菜の加工ノウハウ(第1問)

W:限界利益マイナス、品質の悪さ、生産管理の未実施、通年操業でないこと(第1問)

O:カット野菜の需要の増加、顧客からの新事業の要望(①ソース、乾燥野菜、②一般消費者向カット野菜)

T:数多くのクレーム(品質面・衛生面)

【クロスSWOT】(C社の方向性)

S×O:安価な野菜の調達能力、加工ノウハウ(S)を用いて、一般消費者向けカット野菜事業(O)に進出する(第4問)

W×O:生産管理(W)を効率化し、新事業(O)に備える(第2問)

S×T:個人の加工ノウハウ(S)を標準化し、組織的に実施することで、クレームの発生(T)を回避していく

(第3問に関連)

W×T:衛生管理・品質管理(W)の改善のため、管理項目を「品質管理」に改め、作業ルール化・マニュアル化・標準化することで、クレーム(T)の削減を図る(第3問)

 

設問に照らし合わせ、クロスSWOTをすることで、80%終わりです。

後は整理した内容を解答用紙に書き移していきます。

 

試験当日は上記全てをメモする必要はありません。(時間が足りません)

普段の学習の際に、自らの頭で考え、整理する習慣をつけることで、本番までに自然と頭の中で考えられる力が身に付きます。

始めは多少時間がかかってもいいので、地道にトライしてみてください。

気付いた時には合格レベルの答案が書けるようになっています(^^)/