診断士養成課程の歩き方~ハーバード経営学PhDリケジョは語る!~

診断士養成課程(+MBA)を修了後、ハーバード大学の経営学PhDへ進学したリケジョのともかが、養成課程の意義や授業内容等詳細をお届けします!皆さんのキャリア形成の一助になればと嬉しいです!

【C問題】 H30 運営管理 第1問

【C問題】

H30 運営管理 第1問

生産における管理目標(PQCDSME)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 職場環境に関する評価を行うために、検査によって不適合と判断された製品の数を検査対象の製品の総数で除して求められる不適合率を用いた。

職場の安全性を評価するために、延べ労働損失日数を延べ実労働時間数で除し1,000 を乗じて求められる強度率を用いた。
ウ 生産の効率性を評価するために、労働量を生産量で除して求められる労働生産性を用いた。
納期に関する評価を行うために、動作可能時間を動作可能時間と動作不能時間の合計で除して求められる可用性を用いた。

 

<回答>

PQCDSMEはそれぞれ以下の通りです♪

P Productivity 生産性

Q Quality 品質

C Cost 価格

D Delivery 数量/納期

S Safety 安全性

M Morale 意欲(モラール)

E Environment 環境

 

アの、「環境E:Environment」は、環境負荷の少ないことを意味するため、「職場環境」ではありません!また、不適合率とも関係ないので、✕です。

イの、Sは安全性で、強度率が指標となり、

「強度率=延べ労働損失日数/延べ実労働時間数✖1,000」

も正しいので、〇です。

ウの労働生産性は生産量(output)/労働量(input)なので、分母と分子が逆で、✕です!

よく出る引っ掛け方ですが、基本的にinput/outputとなる指標は少ないので、注意してみるようにすれば問題ありません(^^)/

エは、可用性は納期の指標ではないので、✕です。

以上から、正解は選択肢イとなります。