診断士養成課程の歩き方~ハーバード経営学PhDリケジョは語る!~

診断士養成課程(+MBA)を修了後、ハーバード大学の経営学PhDへ進学したリケジョのともかが、養成課程の意義や授業内容等詳細をお届けします!皆さんのキャリア形成の一助になればと嬉しいです!

SWOT分析は万能!?ともか流二次試験俯瞰メソッド♪

こんにちは!診断士のともかです。このブログを見られているということは、皆さんは中小企業診断士の受験生(受験検討中の方)、または合格者の方かと思います。そこで、早速質問ですが、皆さんは「SWOT分析」と聞いて、どのようなイメージを持たれているでしょうか。

おそらく、

・「必要な知識ではあるけど、万能ではない」

・「そもそも二次試験で重要視されているか疑問(SWOTを使わなくてももっと早い解法がある)」

といったご意見を持たれている方が多いのではないでしょうか?

もちろん、皆さんがそう思われるのはごもっともで、一般的に世間で言われているSWOTは、

(1)3C分析やPEST分析の方が有用では?

(2)「S(強み)」と「W(弱み)」の切り分けが不明確な場合がある

等の指摘があり、受験予備校の先生の中でも、SWOT否定派の方がいらっしゃるのも事実です。

しかし、他の分析手法や一次試験知識と組み合わせた上で、アレンジして運用すればどうでしょうか?

おそらくこれまでのSWOTの概念が変わるかと思います。

例えば、上記(1)に対しては、以下の解釈が可能です。

自社の強み⇒S(強み)

自社の弱み⇒W(弱み)

競合の強み⇒W(自社にとっては弱み)

競合の弱み⇒S(自社にとっては強み)

顧客の強み⇒T(顧客が交渉力を持っている場合は自社にとって不利な要因。内部要因Wとの切り分けは与件分による)

顧客の弱み⇒O(顧客が交渉力を持っていない場合は自社にとって有利な要因。内部要因Sとの切り分けは与件分による)

P(政治)E(経済)S(社会)T(技術)⇒外部要因(O(機会),T(脅威))として、SWOTへ適用。

また、上記(2)に関しては、物事の二面性を利用して、重複してもいいので、強みと弱みの双方に分けて記載しても良いです。

例えば、顧客よりOEMを受託する場合、以下の二面性ふがあるため、両面で考えます。

(メリット)売上安定、設備の稼働率向上⇒強み(S)になる

(デメリット)顧客への依存度上昇で経営リスク大、自社ブランド構築困難⇒弱み(W)になる

どちらに注目するかは、与件文(事例)によりますが、双方に注目し、SWOTに載せても良いでしょう。

与件文をSWOTし、一次知識と組み合わせることで、大抵の問題は、方向性が見えてきます。

これを機に是非SWOTという共通のフレームワークを使って、アウトプットを繰り返してみてください。

騙されたと思って繰り返しているうちに合格答案が見えてきます。

この方法は予備校の先生方等、他の方々が提唱されているメソッドと相反するものではありません。

皆さんが既にご存知のやり方と組み合わせることで、確実に合格に近づきます。

具体的なSWOTの仕方は、他の記事にありますので、スキマ時間に目を通していただけると嬉しいです。

皆さんのご活躍を応援しています。